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『ラジカセのデザイン』［著］松崎順一

かっこいいロゴに、謎のメーター、スイッチ、つまみ、スイッチ、そしてスイッチ……。 分かる人には懐かしく、分からない人には新し過ぎるラジカセ世界をおしゃれに写真で魅せてくれた名著が８年ぶりにパワーアップして復活した。 20機種追加、販売用カタログ56機種の掲載、判型も巨大なラジカセ筐体の迫力も感じさせるサイズにアップと、ラジカセみたいにサービス精神いっぱいで、これは手元に置いておけば、市川紗椰風なおしゃれオタク女子から、マイク真木みたいなおしゃれおじさんまで、盛り上がること間違いなし。 http://rittorsha.jp/items/15317448.html 松崎工場長のサイトはこちら http://www.dug-factory.com/
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『災害支援手帖』［著］荻上チキ

東京都が出した『東京防災』のできが良いと話題だが、身を守るすべだけでなく、援助についても知識を持たないか、というのが本書。決して「良いことしよう」というスローガンでは無い。妥当な支援とは何かを事例で説明。さらに実際のNPOらの支援、その成功例、失敗例を比較することでやるべきこと、やったら逆効果になることなどを教えてくれる。 厳しい災害は日本に住む以上、避けることはできないかもしれないが、少しでもその経験を未来につなげたいという人はぜひ。知っておくだけでも、災害のニュースの見え方はきっと変わるはずだ。 http://www.kirakusha.com/book/b219806.html 2016/4/19追記： 熊本地震のこともあり、期間限定で全文を公開している。 http://books.kirakusha.com/saigaishien/
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『文房具図鑑 その文具のいい所から悪い所まで最強解説』［著］山本健太郎

熱量というものはネットもテレビも関係無く伝わるもので、あのあっつい自由研究が、2016年3月25日に書籍化されましたよ。 簡単に解説すると、小学6年生の山本君が夏休みの自由研究で、文房具168アイテムを独自のコメントや絵で詳細に紹介する図鑑を作成。それがFacebook経由で噂になり、デイリーポータルZでライター「きだてたく」さんが紹介。その後テレビなどで取り上げられ、そして今ココというわけ。 書籍化にあたって、作者の文具愛はもちろん、それを再現しようとする編集者の愛、協力する文具メーカーの愛、本を紹介する人々の声など、とにかくどこを切っても愛しか感じない奇跡の作り。追加の解説はもちろん、テープ跡や色味、インクの擦れまで実物を再現しているようなので、手に取ると山本君の熱がきっと感じられるはず。 いやあ、ネットがあって本当に良かった。 以下、ドキュメンタリーとしても読める書籍化までの色々な記事 ・小学6年生が作った「すごい文房具図鑑」は書籍になってもすごかった　文具メーカー36社のコメント入り、修正テープ跡もあえてクッキリ（ねとらぼ）
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「フジテレビはなぜ凋落したのか」［著］ 吉野嘉高

不景気という言葉を拡散するのはテレビだが、不景気を画面で再現はしない。 疑似的に日々祭りを続けていく存在、テレビ局という商売への疑問に答えてくれるのが本書。元プロデューサーが赤裸々に語るのは画面を見ているだけではわからない独特の業界慣習にもあるようだ。 フジテレビうんぬんだけで無い。春の改変期、賑わうテレビからチラッと垣間見える歪みの意味が分かる本になるかも。 http://www.shinchosha.co.jp/book/610661/
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「キリンの子 鳥居歌集」［著］鳥居

本書の帯を読むだけで商品とはなにか。世間とはなにか。紹介する際の自身の偽善すら考えこんでしまうが、そんな個人的な思惑を飛び越えるくらいに、哀しみをまっすぐに見つめているような短歌が綴られている。歌人・鳥居の初歌集。 「目を伏せて　空へのびゆくキリンの子　月の光はかあさんのいろ」 彼女の半生を語る本も同時発売されたが、できればまず歌集から、まず自分の目線でよんでほしいとおもう。短歌の力そして、自分が「いま」と向き合っているかが確認できるだろう。 http://amwbooks.asciimw.jp/sp/torii/ 鳥居サイト http://toriitorii.exblog.jp/
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「地元パン手帖」［著］甲斐 みのり

全国各地で、実は意外と君臨している「地元のパン」を調べつくした一冊。 クラシックホテル、郷土玩具などを、あえておしゃれにパッケージし直さない形で紹介し続ける作者ならでは、素朴でキュートな魅力に溢れている。 10年かけて日本中のパン屋を調べたというパワーに驚きだが、ローカルキャラクターや袋のデザインなどは懐かしくて、いいものを集めてくれた、と思わず感謝したくなる。 とにかく200点ものほぼ知らない地元パンの存在にびっくり。知っているものを見つけた時は感動すること必至！ http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?p=32754
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BRUTUS「犬だって。」2016/3/15

YOUTUBEのおかげなのか、最近は犬や猫のスターが多い。かくいう私も時々見ていてオススメは「まっ白秋田犬げんき」の動画。おばあちゃんと真っ白でふわふわの秋田犬のコラボは、いやー反則だ。ブルータスでもとっておき犬動画が紹介されています。 ペットを飼ったことの無いあなたには「きょうの猫村さん」のほしよりこさんのマンガ、「BRUTUSのバイト犬　犬井けん」で不思議な愛おしさが少しわかるかもしれません。 （犬と猫の違いも） 犬との日々の幸せをおすそ分けされたいなら、今号おすすめです。 もちろん我が家の犬の良さを改めて感じたい人も。 「うーんやっぱりうちのやつが良いね。」
本・読書
犬+ 2 interests
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「俺たちのBL論」［著］サンキュータツオ・春日太一

鉛筆と消しゴムが恋をしたら。。。机から落ちるたびに二人は何を考えるのだろう。へ？ ボーイズラブという偏った人だけの楽しみと思われがちな世界観が、実は世の中を2倍楽しめる道具として使えるという凄い本。 一橋大学の非常勤講師であり、渋谷の落語会などのプロデュースなど手掛ける学者芸人サンキュータツオが、「天才 勝新太郎」など黄金時代の役者の著作で注目の春日太一へ講義をするような形で、徐々に花開く春日氏がまた楽しい。 「BL」で眺める世界の楽しみ方を学びましょう。 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309024417/
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Bio
目来書房 独立準備中の某書店員
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