道具みたいな読書
by
unagi
道具みたいな読書
1 Followers
国谷裕子さんからの。『世界』2016年5月号
クローズアップ現代のキャスターだった国谷裕子さんの手記が、岩波の『世界』に掲載されています。「テレビに未来はあるか」という特集です。 キャスターとは、いかなる仕事なのか。──NHKの看板報道番組「クローズアップ現代」で放送開始から今年3月の放送終了まで、23年間にわたりキャスターをつとめた国谷氏が、その23年間、挑戦しつづけたインタビューという営為について、印象的かつ具体的なやりとりを振り返りつつ、述べる。本稿は、視聴者の目と耳、そして視聴者の口であろうとし、相手の如何を問わず鋭い問いかけを続けたキャスターによる、日本社会への問いかけにほかならない。 彼女が傑出したキャスターかどうかはわからないのですが、どんなキャスターを育てていく必要があるのか、多様な考えを引き出す術、人と人とのぶつかり合いの物語など、聞きたい話はたくさんあります。 さまざま語る場は増えていくかと思いますが、降板後初のテキストを読んでみたいと思います。 『世界』 2016年 05 月号 岩波書店 定価 (本体 850円+税) https://www.iwanami.co.jp/sekai/ 今回の特集自体も興味深いです。 批判ばかりしたいとは思いませんが、どんどん進化して新しい形になってほしい、とは思うわけで(もしくは枠組み自体が変わっていいなら、世の中がシフトチェンジしてもいいと思います)。 かなり長い付き合いになっただけに、テレビの未来、気になります。
お祭りにのってみたい。2016年本屋大賞決定
書店員が売りたい本を選ぶという「2016年本屋大賞」が、4月12日発表されました 大賞は『羊と鋼の森』(宮下奈都:みやしたなつ)に決まったそうです。 http://hon.bunshun.jp/sp/hitsuji-hagane ご本人の話によると初版部数の少ない本だったそうで、やはり有名無名というのが壁のように立ちはだかる世界なんだなと感じます。 (直木賞の候補にもなっていたので、本が好きな人なら知っていたかもしれません) お話は、ピアノ 調律師の青年の成長を描いたものだそうで、理想の音を探し出すというのが、職業物としてアツそうです。音の魅力を文章で描くっていうのが気になります。 ちなみにタイトルの羊はピアノのフェルトのハンマーのことで、鋼はハンマーでたたく弦のことだそう。うむ、かっこいい。 調子にのって、今回はちょっと読んでみようかと。 そして今回は街の本屋さんで買ってみようかなと思ったりしています。 本屋大賞は手弁当だなんてことも読みました。 テレビのニュースでその発表の演出をみて、なるほど苦労しているんだなあと感じます。 http://www.hontai.or.jp/ 以下受賞作一覧です。 ちゃんと得点結果が出るところが、本屋大賞らしいのかもしれません。 どれこれも興味がでてきます。 火花の得点差、気になりますが、。。 <2016年本屋大賞の受賞作発表> 大賞 『羊と鋼の森』宮下奈都(著)文藝春秋 372点 2位 『君の膵臓をたべたい』住野よる(著)双葉社 327.5点 3位 『世界の果てのこどもたち』中脇初枝(著)講談社 274点 4位 『永い言い訳』西川美和(著)文藝春秋 261点 5位 『朝が来る』辻村深月(著)文藝春秋 229.5点 6位 『王とサーカス』米澤穂信(著)東京創元社 226.5点 7位 『戦場のコックたち』深緑野分(著)東京創元社 223点 8位 『流』東山彰良(著)講談社 99点 9位 『教団X』中村文則(著)集英社 93点 10位 『火花』又吉直樹(著)文藝春秋 46点
物語を伝える方法と編集~食べる通信
ラジオで紹介されていて面白そうなので。 『○○食べる通信』 食べもの付きの情報誌。 東北、四国、神奈川、東松島、下北半島、築地、加賀能登、北海道などなどそれぞれで発売されており、2580円前後(各誌により異なる) 生産者の苦労や工夫、各種情報を、編集された形で入手する事で、 ストーリーを楽しみながらというと大げさだが、ご飯がちょっとだけ拡張するという感じが、注目されているようです。 普段でも、お土産で買ってみたわさび漬、沖縄物産店にあったミミガー、復興市で売られていたレンコン。物語を付与されることで食卓での言葉が増えることは楽しい。 ましてや家に届くなら、毎日食べるものだとしてもそんな手間もない。 ライフやサミットを経由して届くストーリーもありますが、各地域に分かれて思いを伝えるという手法はまるでJリーグみたいで人の顔が見えて上手。この辺はブランド抗争という感じかもしれないけれど、つい応援したくなるなあ。 日本食べる通信リーグについて2013年に東北から始まった「食べる通信」。食べもの付きの情報誌というコンセプトはすぐにマーケットに受け入れられ、各種メディアで取り上げられるほか、2014年度グッドデザイン賞「金賞」にも輝きました。生産現場の疲弊は全国で共通する課題であり、他の地域からも同様のモデルの展開と協働の声があがり、日本全国各地から「ご当地食べる通信」が誕生していきました。そこで私たちが取ったのが、「リーグ制」という形式です。本部がルールを決め現場がそれに従って経営するフランチャイズ方式と異なり、各地で食べる通信を展開する加盟団体の代表者が集って、全体のルールや運営方針を決定していくものです。http://taberu.me/