
日本神話に登場するスサノヲは、
大地を揺るがし草木を枯らす荒ぶる魂と、和歌の始祖としての繊細な美意識を備えた存在です。この両面を持つスサノヲの姿を、古美術品・歴史資料でたどり、さらには、「破壊と再生」というスサノヲの象徴性に触発されて制作された現代の作品も展示し、時代を超えたスサノヲの影響を見ていきます。[美術館サイトより]
地域 :東京都
会場 :渋谷区立松濤美術館 東京都渋谷区松濤2-14-14
会期 :2015年8月8日(土)~9月21日(月)
スサノヲの性格は多面的である。母の国へ行きたいと言って泣き叫ぶ子供のような一面があるかと思えば、高天原では凶暴な一面を見せる。出雲へ降りると一転して貴種流離譚の英雄的な性格となる。八岐大蛇退治の英雄譚は優秀な産鉄民を平定した象徴と見る説も根強く、草薙剣の取得はその象徴であるとの解釈も多い。また、天下の王となる大国主之神あるいはその後の天皇の神器の出所がスサノオであるためキングメーカーの象徴とも解釈される。
(ウィキペディアより)