chottoniche
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BlueNoteJazzFestivalライブレポートvol.1 「HiatusKaiyote」
 その日の赤レンガ倉庫には実に多様な音楽のバックボーンを持つ人々、そしてプレイヤーが集まったように感じる。jazz festivalと銘打たれていながらもロック、ファンク、ダンス、ソウル、ラテン、フュージョン、etc.など数え切れないほどの豊かな音楽の鳴り響きを感じることができたわけだが、その中でも随一の異形として私の脳裏に残ったのは間違いなく彼ら「Hiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)」であった。
"これはネオソウルと現代ジャズの未来なのか。オーストラリアで活動する4人組は、自らを《マルチ・ディメンショナル・ポリリズミック・ギャングスタ・シット》と称し、ネオソウル、ヒップホップ、現代ジャズにインディーロック、アフロポップ、ラテンにインドのラーガまであらゆる音楽を融合する。ポリリズムや変拍子を駆使するリズム感覚と奇想天外なアレンジ、予測のつかない展開をキャッチ―なメロディーに乗せて、ポップにまとめてみせる最新作『Choose Youre Weapon』は奇跡的な名盤と言っていいだろう。今やQティップ、エリカ・バドゥ、テイラー・マクファーリンら世界中の音楽家がラブコールを送る彼らがBNJFで遂に初来日を果たす。見逃すわけにはいかない。"
Blue Note Jazz Festival in Japanの公式サイトに載った彼らの紹介がこれである。
 これまでにも数え切れないほど上記のような紋切り型のバンド紹介は目にしてきたわけであるが、まさしく彼らほど奇想天外、かつそれをポップに落とし込むセンスを持ったバンドはそうそういないと声を大にして言い張りたい(その奇想天外なリズムワークに一部観客は上手く体を揺らすことができない様子ですらあった)。
 それを可能にしている要因はもちろん数え切れないほどあるのであろうが、何よりもボーカル&ギターのネイ・パームが上記のようなこのバンドの特異性を作り出していると言えるのではないか。実際に目にする彼女は大人の女性としての妖艶さ、力強さ、思慮深さを持つと同時に、子供のようなあどけなさ、無邪気さなどといった相反するような要素を多面的に持ち合わせているようであり、彼女のステージングは見ていて飽きない。
 今後も益々バンドの活動の幅を広げていくだろうことが期待される彼らのステージングを日本で見る機会はそう遠くないかもしれない。次回の来日までに彼らの二枚のアルバムをチェックしておくことを強くおすすめしておきたい。

9/27 Set List

01.CHOOSE YOUR WEAPON
02.BREATHING UNDERWTER
03.SHAOLIN MONK MOTHERFUNK
04.NAKAMARRA
05.LAPUTA
06.BOOM CHILD
07.MOLASSES
08.BY FIRE
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