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ドラマー、マーク・ジュリアナに要注目

 マーク・ジュリアナを知っているだろうか。

年始にコットンクラブやBluenote Tokyoなどで演奏したことから俄かにその知名度を広げているかもしれないがジャズを取り巻く音楽を普段耳にしない層からすれば未だに知名度が低いドラマーであると言えるだろう(そもそもドラマー個人の名前を覚えている人が少ないかもしれない)。
 今年の来日ではジャズカルテット編成で演奏をしていた彼だが、これまでの彼は現代ジャズの最前線でジャズに留まらずエレクトロニカやビートミュージックなどの影響をふんだんに表したドラミングを披露してきたことでも有名なドラマーだ。
この動画は

ブラッド・メルドーとのエレクトロニックサウンドデュオ・プロジェクトである"メリアーナ"

のライブ映像である。ブラッド・メルドーもまたジャズ畑の人でありながらジャズの域をいとも容易く抜け出してしまうような発想力と技巧を併せ持ったピアニストであることから、このユニットで見せる演奏はジャズ的要素を持っていながらもそれだけとは形容しきれない音を奏でている。
 こちらのマーク・ジュリアナ自身が率いる

ジャズミュージシャンによる人力テクノ/ダブ・プロジェクト、"ビートミュージック"

で見せる演奏は本当にこれジャズミュージシャンによるものか?と疑いたくなるほどにエグいビートを叩いている。こういった機械的なビートを生身で叩く並外れた技術とスタイルの特異性は今確実に注目を集めており、その結果か今月リリースされるデヴィット・ボウイの新譜でのドラミングは彼が担当することになっている。
 最後に彼のドラムソロを見ていただきたい。一般にドラムソロはやたらめったらに速さを押し出した演奏を耳にする場合が多いように思われるがこちらのソロでは渋く、軽快に、かつ実に技巧的なドラミングを披露しており思わず体が揺れる。素晴らしい。
マーク・ジュリアナが今後どういったプロジェクトやバンドを展開していくか期待が止まらない。
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