sonoko
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サリン被害当事者によるオウムの真相に迫るドキュメンタリー「一枚の写真」
昨晩なにげなくみていたEテレの福祉番組「ハートネットTV」で知った今春公開予定の映画「一枚の写真」。 21年前に起きた地下鉄サリン事件の被害者で、現在重い後遺症と戦いながら活動している映画監督さかはらあつし氏が撮った、オウムの真相に迫るドキュメンタリー映画である。 出演するのは、当時からオウム真理教(現アレフ)の広報部長を務める荒木浩氏、そして監督でもあるさかはらあつし氏自身。さかはら氏が荒木氏に密着し、荒木氏の人生を追いながら、オウム真理教の真相に迫るという内容である。 まず、被害者であるさかはら氏と加害者である荒木氏が「共演」していることが驚きなのだが、さかはら氏の「サリンを吸った私でなければ撮れない映画です」といいきるのにはかなり説得力があった。 さかはら氏と荒木氏は奇遇にも同年代で京都で幼少時代を過ごし、しかも大学も同じ京都大学。つまりさかはらは、「自分は荒木氏の生きてきた文脈をもっとも理解しやすい映画監督である」と捉え、この映画を作ることにしたそうだ。 内容としては、ここにも書かれている通りまさに「荒木氏とさかはら氏のロードムービー」で、二人一緒に学生時代を過ごした京都や、さかはら氏の実家を訪ねたりするシーンも紹介さていた。 さかはら氏が荒木氏に対して、オウムについての鋭い質問を突きつけるシーンもあった。番組の中で紹介された範囲では、はっきりと明確に赤裸々と語る荒木氏、というのは確認できず。あいまいな返答を繰り返す姿がもどかしく、この問題の闇の深さを見た気がしたのだけど、映画の中ではもっと語られているのだろうか?その辺も気になる。 二人が並んで河原から水面に向かって石を投げるという印象的なシーンもあった。荒木氏が「いい石をみつけた」と少年のような笑顔で石を投げ、それをみて面白がるさかはら氏。 一見、被害者と加害者の二人とは思えず、とても複雑な心境になったりも。 とにかく、いろんな見方がありそうな映画。サリンの後遺症と今も戦いながらも自らの使命としてこういう映画を作るというさかはら氏がなによりすごい。ぜひ見てみたい。
追記
2016年春公開の予定だったが、現在再編集中で 公開時期は未定。
2回目のクラウドファンディングが行われているようだ。
クラウドファンディングにかかれている、さかはら氏の説明文がすごくわかりやすい。 アレフに映画製作協力をお願いするビデオレターをだした、というのもすごい。 https://motion-gallery.net/projects/ichimainoshashin
さかはら氏、サリン事件当時は電通に勤務だったのだが、その後後遺症などで会社を辞め、アメリカに渡りMBAをとり、その後はカンヌ映画祭で最高賞のパルムドールを受賞。その映画が、神田沙也加主演で話題となった短編映画「おはぎ」。その間結婚、離婚も経験している。 そんな自身の人生の経験についての本「サリンとおはぎ」も出版していて、現在は絶版のようだが、こちらのサイトで内容は一部みれる。この自伝自体が、映画化の価値があると思う。すごい人生だ。。 「サリンとおはぎ」 http://1000ya.isis.ne.jp/1484.html
4 comments
実現させようとしているのが凄い。ぜったいに観なきゃだ!
2 years ago·Reply
すごいですよね。ただ、2016年3月公開のはずが、まだ編集中みたいですね。
2 years ago·Reply
編集のためのお金、集まっていないようですね(; ;) 初めてクラウドファンディングやってみようかしら…
2 years ago·Reply
そうみたいですね。無くなってしまうのはあまりにも惜しい映画だと思うのでわたしも応援しようかと・・・
2 years ago·Reply
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