
佐村河内守のゴーストライター騒動が、ドキュメンタリーとして映画化されるそうだ。
社会派ドキュメンタリー作家であり、オウム真理教が題材の映画「A」などの作品を製作した経験のある森達也が本作の監督を務める。
”複数の関係者によると、撮影は昨年11月ごろから、都内や関東近郊などで極秘で進められている。佐村河内氏本人へのインタビューや、関係者への取材も同時に行われており、取材や撮影の範囲や期間がどこまで広がるかなど、詳細は不明だ。森監督独自の取材による映像に加え、ゴーストライターだったと認めた作曲家の新垣隆氏(44)の会見や、佐村河内氏の釈明会見などの映像も使用される可能性もある。現段階で、配給会社は決まっていないが、来年の劇場公開を目指しているという。”
騒動以前、佐村河内は「現代のベートーベン」と称されるほどの評価を得ていたものの、この件で一気に世間的評価を下降させ、
今では完全に消えた人となっている。
だが今回製作されている映画は、彼の悪評を一転させる可能性すらあることを森監督が示唆しているらしいとのことであるから実に興味深い。
地味にバラエティ番組などで活躍している作曲家の新垣氏
の現在と共に佐村河内の現在、そして騒動の気になる裏側など興味深い要素盛りだくさんのこの映画、早く見たすぎる。
◆佐村河内守氏をめぐる騒動
聴覚障害があるとする佐村河内氏の楽曲を、作曲家新垣隆氏が作曲していたと昨年2月6日発売の「週刊文春」が報道。同日、新垣氏が会見して18年間にわたりゴーストライターだったと釈明。「耳が聞こえてないと感じたことは1度もない」と証言した。同7日に広島市が佐村河内氏に授与した「広島市民賞」を取り消し、所属レコード会社は全CDの出荷を停止。佐村河内氏は同12日に謝罪書面を報道各社に送った後、3月7日に都内のホテルで謝罪会見を開き「自分は感音性難聴」と主張した。