先日なんとなくいつもチェックしている米ヒップホップラジオ番組、「Ebro in the Morning」で色々インタビューを漁っていたら目に止まる動画があった。それは現在行われているアメリカの大統領選挙の候補者、バーニー・サンダース氏のインタビューであった。
このような政治家がアーバンなヒップホップラジオに出演するということに驚き、一瞬「フリースタイルでもするのか?」と思ってしまったが、そうではなかった。
音楽メディアであり、政治には疎いのだが、ブラックミュージックとカルチャーを語る上で調べておかないといけない部分もあると信じている。
このインタビューの前日にヒップホップ発祥の地、ブロンクス区にてスピーチをし、大盛況となったバーニー・サンダース氏。
政治に疎い人に対しても簡潔に説明をしてくれているので重要だと思った部分を要約したいと思う。
バーニーと言えば貧困問題、人種問題、教育に力を入れている政治家であり、このラジオステーションのメインホストのEbroの激推しでもあった。
彼はストリートやゲットー等のインナーシティの問題を解決すべく動いている。そのためブロンクス区等のストリートから支持されているのだろうと素直に感じたインタビューであった。
ヒップホップやブラックカルチャーにインスパイアされた人たちは是非「音楽」だけではなくそれに深く関わる地域の問題にも焦点を当ててみることにより、その音楽がどう生まれたかを深く理解できる可能性が高い。