衝撃を受けた作品でした。見ていると次第に空気が重く感じられて、追い詰められるように辛くなっていきました。
人間が意識的に、それとも無意識にかわからないほどいつの間にか心の奥にしまいこんでいた言葉にできないようないろいろな感情を引っ張りだされて、まるでトラウマと向き合わされるような感覚を覚えました。
人の記憶や意識の不確かさとそれでもゆるがない真実を、兄弟が葛藤する姿を通して見せつけられます。この世は醜いような美しいような、なんとも不思議な気分になって映画館を出た記憶があります。
sion337
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