MEKURUshobo
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『たまらなく、アーベイン』田中康夫
1984年に出版され伝説となっていた元長野県知事、田中康夫氏による名著が31年の時を経て復刊!しかも、AORの名盤100枚を朝、昼、夕方、夜、4つのシチュエーション別にセレクトしエッセイ仕立てで紹介したガイド本。
帯にもありますが、菊地成孔氏の推薦文が秀逸なので、ここに引用しておきます。
”現在のクラブカルチャーと基本的には繋がったままの「日本選曲家協会」の設立に先駆けること2年。「アーバン」を「アーベイン」と発音する日は、予め我が国には来ない事が約束されており、クラブもDJブースもDJ用のタンテやヘッドフォンもこの世になかった頃、ディスコやサテライトスタジオでヒットチャートや輸入レコードをプレイし、軽快な解説のおしゃべりを加える、「ディスクジョッキー」という仕事は、次世代に葬られるべきファックなキャンプだった。DCブランドに身を包み、チーフを巻いたまま軽々とこのアルバイトを愉しんでいた田中康夫は、恐らく世界で最初の「選曲の本」を、都市生活者の心得として意図せず提言的に出版した。それが本書である。1984年版のままパッケージされた本書を紐解く事で、我々は「バブルなんてファック」といった蒙昧極まりない苛立ちや諦めの根源をなすリアルと再び向かい合うことになるであろう。「なんとなく、クリスタル」と比肩しうる、「真の高度消費経済下の都市生活」の記録として、有史以前の預言の書として、プロレタリアート文学の反極に位置する文学として、何度でも読み返されるべき異形の、 二度とやって来ない時代のライフスタイル読本。”
そういうえば、去年『33年後のなんとなく、クリスタル』が刊行されていたりもするんです。個人的には同じような方向性で『東京ステディ・デート案内』というのもおすすめです。ヤッシー再評価くるか!?
2 comments
これは一家に一冊ですよね!
2 years ago·Reply
マストだと思います!
2 years ago·Reply
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